ユーゴスラビア 1994 (3-5-2)
スピード | 3 |
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テクニック | 10 |
パワー | 0 |
攻撃力 | 8 |
守備力 | 1 |
中盤構成力 | 10 |
総合力 | 6 |
難易度 | 7 |
スタミナ | 5 |
相性の良い監督
キーポジション
ファンタジスタ
そのファンタジー溢れるプレーでチームの攻撃を司る。トラップからドリブル、パスに至るまで高次元のプレーを展開し、チームのエースとしてピッチに君臨する。
ゲームメーカー
状況に応じてパスを散らし攻撃を組み立てる。優れた攻撃センスに的確な状況判断能力を持ったゲームメイカー。
また敵の攻撃を未然に防ぐ献身的なディフェンスも見せる。
天才ストライカー
変幻自在のドリブルで相手守備陣を翻弄し、相手の意表を突くパスで決定的なチャンスを演出する。天才的なプレーが見るもの全てを魅了する。
パサー
両サイドへ巧みにパスを捌き、変幻自在にゲームを組み立てる。戦術眼と技術面の両方で高い能力を持つ。
幻のユーゴスラビア
現在はユーゴスラビアからセルビア・モンテネグロと国名も変わったが、タレントの多さと攻撃的サッカーは変わりない。しかしユーゴスラビアのサッカーと言えば、やはりユーゴスラビアからクロアチアが独立する前のサッカーが一番だろう。
当時のチームには90年イタリア大会で最も輝いた選手と評されたドラビッチ、史上最高のフリーキッカーであるミサイルビッチ、他にも天才、闘将と呼ばれるような錚々たる面々が代表に名を連ねていた。
しかし92年、内戦が続くユーゴスラビアに対する制裁措置として国際試合禁止の処分が下される。国際試合を行うことができなくなってしまったユーゴスラビアは欧州大会の予選を突破しながらも本大会出場の権利を剥奪され、代わりに繰り上がり出場となったデンマーク(予選でユーゴスラビアに負けている)が優勝を果たした。そしてユーゴスラビアの分裂後、98年フランス大会ではクロアチアが3位、ユーゴスラビアがベスト16、分裂し戦力が落ちたというのにこれだけの結果を残すのである。
もしこれだけのタレントが揃うユーゴスラビアが崩壊せず94年アメリカ大会に出場していたら、どんなサッカーを見せてくれたのであろうか。
できることなら見てみたかった、というのがサッカーファン共通の思いであろう。
システムはタレントが揃う中盤を活かすため3-5-2を採用。
中盤の中央にはテクニックの高いゲームメイカー、サイドには突破力のある選手を揃え、2トップはドリブラータイプのセカンドトップと得点力の高いセンターフォワードの組み合わせで、どこからでも得点ができそうな布陣。ディフェンスラインは鉄壁とは言えないが、テクニシャンが多い彼らの個人技を生かすにはこれがベストの布陣と言えるだろう。
サッカー雑誌等にある自分が考えるフォーメーションといった感じで、好き勝手に配置したようなフォーメーションになってしまったが、崩壊する前のユーゴスラビアにはそれだけレベルの高いタレントが揃っていたのである。