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世界を目指したN-BOX

43 N-BOX   (3-5-2)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
スピード 2
テクニック 5
パワー 3
攻撃力 5
守備力 3
中盤構成力 7
総合力 6
難易度 6
スタミナ 5

相性の良い監督

21 イエーガー 守備型

5 5
1期 2期 3期 3期 4期 5期
105 103 101 99 97 95
8 8
1期 2期 3期 3期 4期 5期
99 99 99 98 97 96

32 ドラゴビッチ バランス型

10 10
1期 2期 3期 3期 4期 5期
92 92 90 91 91 90

26 アルメイダ 攻撃型

14 14
1期 2期 3期 3期 4期 5期
89 75 88 88 74 87

3 ゴンザレス バランス型

15 15
1期 2期 3期 3期 4期 5期
92 93 94 91 90 89

23 敏林 浩 守備型

16 16
1期 2期 3期 3期 4期 5期
98 100 96 105 110 102

23 佐伯 玲子 バランス型

18 18
1期 2期 3期 3期 4期 5期
83 86 89 92 95 98

27 フィオーセ バランス型

19 19
1期 2期 3期 3期 4期 5期
84 85 84 84 84 84

8 フェルナンデス バランス型

20 20
1期 2期 3期 3期 4期 5期
90 80 90 80 90 80

36 アクエル バランス型

23 23
1期 2期 3期 3期 4期 5期
98 77 99 97 98 96
32 32
1期 2期 3期 3期 4期 5期
100 103 106 90 93 96

65 ハッサン 守備型

33 33
1期 2期 3期 3期 4期 5期
90 92 94 100 101 103

キーポジション

司令塔

7
N-BOXにおいて絶対に欠かせない最重要ポジション。中盤の中央にポジションを取り、攻撃においても守備においても重要な役割を担う。高い個人技と戦術眼、豊富な運動量に的確なポジショニングとセントラルMFとしての資質が問われる。

左オフェンシブハーフ

9
ただ左サイドに張るだけではなく、ときには中央にポジションを取ったりと頻繁にポジションチェンジを繰り返す。プレーではパス出しにドリブル突破、前線まで飛び出してのシュートなど、マルチな才能を見せる。

ストライカー

10
前線でポストプレーを行い、2列目の攻撃参加を促す。そしてDFを反転してかわし、ゴールを挙げる。また積極的にプレスを仕掛け、サイドのカバーも行う。

世界を目指したN-BOX

2001年シーズン、日本に3-5-2システムでありながら全く違う方法論により別のシステムへと変貌をさせたシステムが現れた。通称「N-BOX」と呼ばれるこのシステムは中盤がサイコロの「5」の形を取り、守備的MFが大きくサイドに開くことによってサイドのカバーを行い、守備の負担が軽減されたウイングバックが攻撃的MFとして前方へポジションを取り、そして薄くなった中央の守備を下がり目の司令塔が行うことで補った。N-BOXのシステムにおいては3-5-2の基本であるウイングバックが存在せず、中盤の構成をより厚く多層的にした結果どの場所からでもプレスをかけることを実現。FWとMFだけでなくDFラインまでがプレシング&カバーリングに参加し、中央においてもサイドにおいても相手の攻撃に対して強烈なプレシングを掛け続けることを実践していた。
しかしN-BOXにも弱点がないわけではない。サイドのポジションがなく、守備的MFがサイドのカバーを行い、そして残りの4人のMFが連動して中央をカバーするため、どうしても逆サイドにスペースが生まれてしまうのだ。相手にタイミング良く逆サイドへ大きく展開されると決定的なピンチになってしまうため、守備時には2トップの片方がサイドのカバーを行わなければならなかった。
N-BOXは完成された完全なシステムとは言えないかもしれない。だが当時の代表チームをもしのぐ高度な戦術で、システムの斬新さ、サッカーの戦術の新しい可能性という意味においても大きく評価すべき戦術であった。最終的に第2回世界クラブ選手権が中止になったため、世界に対して実際どこまで通用したかはわからないが、ひょっとすると今後のサッカー史にさえ影響を与えたかもしれないだけに、世界基準での評価を受けれなかったのは非常に残念でならない。